前日リハーサルの日となりました。
仕事を終えて芸文に駆けつけると、すでに吹奏楽部の皆さんのリハが始まっていました。
曲を聞きたかったのですが、打ち合わせなどがあり、きちんと見ることができないまま自分たちのリハの番になりました。
舞台に乗ってまず感じたのは、パーカッションのスペースがかなり狭いこと。今まで何回か乗ったことのある舞台なのですが、こんなに狭い?というくらいみっしりです。自分の立ち位置を確認し、楽器間の移動がスムーズにできるよう、なるべくスペースを確保するようにしました。それでも圧迫感があり、大丈夫かなと思ってしまいました。
さらに不安になったのは、舞台転換時の楽器の出し入れと配置です。限られた時間内で、きちんと楽器とスティック、マレット類を配置しなくてはなりません。お手伝いさんはいないので、メンバーだけで動かします。楽器の配置図をその場でメモし、分担を決めて動かすようにしましたが、きちんと転換できるかかなり心配になりました。
また「コンサートホールはすごく響く」と散々聞かされてはいましたが、実際に音出しするとすごい響きで戸惑いました。さらに、かなり大きな音で叩かないとかき消されると指摘もあり、やはり現場でないとわからないことが多いなとつくづく思いました。
「メキシコの祭り」1楽章の中で出てくるバンダ担当の皆さんの配置も、このリハでようやく把握しました。事前に「舞台奥がぱかっと開く」と長尾先生から聞いてはいましたが、いまいち想像がつかなかったのですが、その通りに、開いた扉の奥から音がちゃんと聞こえてきます! 演奏しながらそちらが気になって見ていました。みなさん、同じ思いのようで先生から「あまり覗き込まないように」とのご指摘が。でも、こうなるなんてコンサートホールの舞台に乗るまで知りませんでしたから、見たくなるのも仕方ないことです。
このバンダ演奏の入るタイミングをしっかり合わせました。裏には指揮を見られるモニターがあり、バンダの皆さんはこのモニターに合わせて演奏します。初めの数回は、やはりタイミング合わなかったのですが、何回かやるうちに合ってきました。
全体的に時間が押しまくりで、ほとんど合わせることなく終了時間が来てしまいました。個人的には「えっ!もう終わり?」というくらいあっさりと終わってしまい、不安を残したまま芸文を後にしました。