ALL TOHO WINDS CONCERTを無事に開催することができました。
多くの方々にご来場いただき、メンバー一同、心より感謝申し上げます。
また、お手伝いしてくださった方々、関係者および演奏会を支えてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
1年間の準備期間を経て迎えた本番当日。
メンバーそれぞれのいろいろな思いがつまった演奏会となりました。
みなさん「心から楽しく吹ける」本番になりましたでしょうか。
演奏会のことについては、長尾先生が語られると思いますのでここでは割愛し、少し時間を巻き戻して当日の動きを書きます。
この日の午前中は、ゲネプロでした。
まずは合同演奏の曲から。さすがに150人を超える演奏者が舞台に乗るとすごい迫力です。ここまでいっぱいになるのは、まず見られない光景だと思います。客席から見ていて、ぎっしり感がすごかったです。パートによっては狭くて大変だったのではないでしょうか。
ざっと通して、楽器を2部用に転換です。昨日、転換用に楽器の配置図を書き、確認していたのですが、それでもやはり「あれ、ここだっけ?」「これはいるの?」などちょっとあたふたしてしまい、不安な気持ちに。どうにか転換を終え、2部のゲネに入りました。この時間を利用して、食事、着替え、打ち合わせや譜読みなどをしているとあっという間に時間が過ぎてしまいました。
2部から1部への舞台転換は、大きな楽器を出し入れが必要です。時間をあまりかけずに慎重に正確に動かすこと、場所をきちんと把握することを心がけました。1部のゲネに入り、本当に本当にここが最後なのに失敗してしまい、がっくりしてしまいました。
このゲネで「メキシコの祭り」2楽章のホルンソロがパイプオルガンの前で演奏されることを知り、びっくり! スポットライトが当っている先輩をみて「おおおお」と、どよめきが起こりました。
ゲネは定刻通りに終わり、いよいよ開場を待つばかり。
わたしは個人的に開演前に袖から客席を見るのがすごく好きなので、今回も時間の許す限り見ていました。舞台袖でロビーが映るモニターには、続々とお客さまが入場する姿が。客席もどんどん埋まっていきます。「本当に、この日、この時間を迎えたんだな」と感慨深く本番を待ちました。
終演後に、ALL TOHO WINDSメンバーと吹奏楽部のみなさんとの交流セレモニーが開かれました。
先ほどまで楽器、譜面台が乗っていた舞台とお客さまでいっぱいだった客席は、メンバーと関係者だけが残り、何事もなかったかのような状態に戻りました。
セレモニーでは、長尾先生、古野先生とともに藤本校長先生と保坂元吹奏楽部顧問のご挨拶を頂戴しました。
この後、ALL TOHO WINDSで購入した楽器と今回の演奏会で使用した楽譜の贈呈式も行われました。
ちなみに贈呈した楽器には、ALL TOHO WINDSのロゴ入りステッカーを貼付しました。余ったステッカーはみなさんに配布されたそうですが、わたしは手に入れることができませんでした。ちょっと悔しかったです。
残りの時間で集合写真の撮影をしました。パートごとでも写真撮影をする時間があり、短い時間ではありましたが、話したり写真を撮って交流することができました。
セレモニー終了後は撤収作業となり、帰路につく人、打ち上げに参加する人、片付けに奔走する人、などそれぞれのタイミングで解散となりました。
本番が始まるまでは、楽しさやワクワク感よりも不安や心配事ばかりでした。でも、開演するとあっという間で特に3部がとても楽しくて、充実感も得ることができました。あの本番の集中力と緊張感は普段味わうことのない感覚で、ちょっと忘れ難いです。またいつかどこかで、この感覚を得ることができたらいいなと思っています。
改めまして、みなさま1年間おつかれさまでした、ありがとうございました。
長尾先生がおっしゃていたとおり「人がつながる」バンドとして、さまざまな世代が集まって素晴らしい時間を共有できたと思います。
今回は参加できなかった東邦サウンドで育った皆さんも、次回はぜひご参加を!
これからもつながっていけるといいですね。
プログラム
1部
(ALL TOHO WINDS)
「五月の風」作曲:真島俊夫
「吹奏楽のための寓話」作曲:兼田敏
「音詩 海の肖像」作曲:H.ラガッシー
「メキシコの祭り」作曲:O.リード
2部
(東邦高等学校吹奏楽部)
「管楽器と打楽器のためのセレブレーション 」作曲:J.スウェアリンジェン
「ロマネスク」作曲:J.スウェアリンジェン
「富士山 -北斎の版画に触発されて-」作曲:真島俊夫
「ディズニー・プリンセス・メドレー 」編曲:鈴木英史
3部
(ALL TOHO WINDS)
「キャラバン」作曲:デュークエリントン 編曲:長尾洪基
「女の子は誰でも」作曲:椎名林檎 編曲:オリジナルビッグバンド 羽毛田耕士、吹奏楽 金山徹
「雨にぬれても」作曲:B.バカラック 編曲:東海林修
「スペイン」作曲 チック・コリア 編曲:中路英明 吹奏楽編曲:宮川成治
(ALL TOHO WINDS meets 東邦高等学校吹奏楽部)
「マイ ウェイ」作曲:クロード・フランソワ、ジャック・ルヴォー 編曲:岩井直薄
「オーメンズ・オブ・ラブ」作曲:和泉宏隆 編曲:真島俊夫
アンコール
「鷲が舞うところ」作曲:S.ライニキー
「東邦高等学校校歌」