大晦日の鳥撮り

朝から雪が降り続いているので大晦日鳥撮りは諦め、午前中はおとなしく机に向かって晦日の鳥撮りを書いていました。

しばらくすると雪は止み、あれれ、日も出てきた。
ならば、やはり午後行ってみるかな、と出掛けることにしました。

昨日と同じく岩藤新池です。
車は一台も停まっていません。
そりゃそうでしょう。今日は大晦日だし、雪は降り、風はビュービューだし、もう午後だし。

あまり期待せずに、昨日教えていただいた、鳥が出そうな場所を回ってみます。
ヒヨ君はたくさんいますけど…、めぼしいのはいませんね。

草むらの何カ所から小さくヒッ、ヒッ、って聞こえるので、目をこらして探してみました。
何かの加減で短くパサッと飛んでまた草むらに入るのを何度か見かけ、ようやく姿を見つけました。
ホオジロ君でした。
ひょっとして？、などとすこし期待してましたが、そういえばいつもこの鳴き声聞いてますね。

あ、ヘリコプターの音がする。鳥がいないからヘリでも撮るか、と見上げたら、鳥がいましたよ。

うーん、飛翔撮影はまだまだ全然上手くいかないです。
かっこいいんだけど、スピード早いです。
ハイタカかな。
やっとこれくらいで精一杯。ピントも手ぶれも解決してません。
撮影設定ももっと工夫しなきゃダメだろうねぇ。

池に目をやると、昨日はカワウとカイツブリとオオバンしかいなかったけど、今日はキンクロハジロが２羽並んでいました。ヒドリガモっぽいのもいたけど遠くでしかもこっち向いてくれなかったので詳細は不明。

風の通り道らしく寒いので、引き返し池の反対側に出ることにします。
昨日ルリオ君を見たところまで行き、ジョビコさんにご挨拶いただきました。

何もいないのを確認して引き返す途中、かなり老齢な鳥撮りの方にお会いしました。
やはり「なにもおらんだろ」と。
「ルリビタキならあの辺に出るぞ。」と教えていただき、そこに戻ることにしました。

しばらく、なんか鳥来ないかな、と様子をうかがっていると、先程の方も合流し「ここで待ってりゃ、そのうちルリも来る。」とのこと。
鳥を待っている間にいろいろな興味深いお話聞けました。奄美から北海道、モンゴルまで、尋常ではない鳥撮りにかける情熱を感じました。

で。
ここは餌場なのでしょう、そうやってお話ししてると、何らか鳥が来るんですね。
まずはジョウビタキが来て、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、と次々とやってきます。
長い時間同じ場所で待つことをあまりしてこなかった私にとって新鮮です。


ワァッと鳥が来て数分賑やかになったかと思うと、サッといなくなってシーンとします。
何度か繰り返したときに、鳥撮り翁の電話が鳴って「あ、呼ばれたから先行くわ」とお帰りになりました。

もう少し待ってみようと上を見上げると木々の切れ目から猛禽が飛んでいるのも見えます。

何度も飛んでいるのを見ますが、やっぱり上手に撮れませんです。
こんどは露出が上手くいきません。鳥が全部真っ黒です。
少しはまともな奴を現像で判別できるようにしてようやくこんな感じ。
ノスリでしょうか。

足から冷えてきました。もう少し待って帰ろう、と思ったとき、チェッ、チェッと少し低めの地鳴きが小さく聞こえました。
あぁ、これを待ってたんですよ！！！

しばらく遊んでくれて、ササッとどこかに飛んでいきました。
そこそこの滞在時間あったのですが、逆光で、暗く、光の具合が良くなくて、色々工夫してみましたがあまり上手くいきません。
暗いとピントも怪しいのです。
RAW現像でだいぶ明るさをいじりましたが、現像もまだまだ良くわからずで、これで良いのかどうか…。記憶より薄めになってしまいました。

でも鳥撮り納めでルリオ君が撮れたのが嬉しかったです。
　

と、年明けの元旦の夜に書いてます。

本年も宜しくお願いいたします。