MMF-1が調子よくないです。
メーカー調整から1年以上経ったのでだいぶ狂ってきたのかな。見過ごせないトルクムラが出てきてます。
意を決して分解掃除・調整を試みることにする。
今回は特に微動ダイヤル内の掃除・調整のつもり。
以前の調整の様子は、こことかこことか。
粗動ダイヤルと微動ダイヤルを外すと中はこんな感じです。
一番細い軸が微動ダイヤル軸。
その軸に3つのボールベアリングが遊星ギアとして密着しています。
そのボールベアリングが回りながら外側の軸受けケース(一番上の写真参照)に触れて移動していき、真鍮色の祖動軸に回転が伝わります。
これはダイヤルの反対側。ケースに13個のベアリングを介して留められます。
かつてLMF-1を分解掃除した時にこのベアリングを留めるナットがゆるむ不具合があって、そのために液体ネジロックを使いました。
今回はじめてMMF-1の微動ダイヤルを分解してみて、ここには液体ネジロックではなく、ウェーブワッシャを使っていた、ということが判りました。
次にLMF-1を調整する時になったら迷うことなくウェーブワッシャを導入します。
掃除ですが、すべてのパーツを分解し、ジッポオイルを使って綺麗に。
最近の風潮でタバコは隅に追いやられているので昔はホームセンターのレジ横に必ずあったジッポオイルの缶はなかなか見なくなりましたが、これは油分や埃を取り除くのに便利です。細いノズルで少量ずつ使い勝手良いし、すぐ乾くし。
(CRC5-56は日にちが経つと摩擦部が動かなくなります。何度か失敗してます。)
その後ほんの少しずつ注油しながら組み直し。
なのですが、いまいち上手くいきません。軸受けの締め加減が難しいです。
まったく満足いきません。途中で突っかかってしまうのですね。
かなりシビアです。
鳥見つけて、さぁ撮ろう、という時にピントノブの調子が悪いとイライラするんですよ。回そうとしてるのに突っかかってるとか、決めたつもりでもするっと動いてしまうとか。
調整の追い込みは落ち着いて正確にやらなければ結局気分が悪いので、少しずつ追い込むことにします。
何度も試行錯誤して、原因を一つ一つ考えながら、なんとかつかえるかな、程度にはしました。
ですが、まだまだ時間をおいて何度も繰り返す必要がありそうです。そうしながら調整のコツを見つけようと思っています。
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