カメラにレンズを付けた後に力が加わると、ほんの少しだけカタッと動きが出るような気がしていた。
どこが動いているのか判らない。
はじめはカメラ側のマウントに緩みがあるのか、と思ってネジの増し締めを試みたが、まったく問題なし。
AFアダプターのマウント取り付けねじも増し締めしてみるがこちらも問題なし。
レンズマウントにはPENTAX-AF-BORG特有の手が加えられている。
カメラにレンズのF値を伝えるためにAFアダプターの電気接点をショートさせてある。
凹んだ接点も導通するようにアルミホイルをたたんで少し厚みを持たせて3つの接点をショートさせると、カメラはF6.7のレンズと認識する。
当然アルミホイル自身では貼りつかないので、透明のクラフトテープで貼っているのだけれど、よく考えたらそこだけテープの厚みが有るのでマウント面がフラットでは無いのでは?と思うようになった。
ネット検索でも、マウントのガタをテープを貼って修正している事例を見つけることが出来たし。
確かに一カ所だけだと傾くように見え、だったら120度ずつ同様に3カ所テープ貼ることにした。
マウントが多少きつくなりそうだけれど、テープの貼り重ね方とかを工夫してガタが出ないようには出来た。
うーん。それでもやはりピントの歩留まりは上がらないし、なんども取り付け取り外しを繰り返しているとテープが剥がれてきてやり直さなければならない。
一つ一つのことは小さけれど、なかなかやっかいなことばかり。
この作業をしながら「もしかしたら、このマウント面問題で光軸がズレる?」という気がしてきた。
詳しいことは判らないけれど、接続部分で正確な面が出なくて軸センターがずれているのはやはりマズイのだろうと思ったのだ。
と言うことは…?
BORGは多くの鏡筒パーツをねじ込んで接続していき一つの望遠鏡レンズに仕上げる。
ねじ込むだけの部分はしっかり締め込んでガタをなくすことが出来るのであまり問題は無いと思うけれど、いくつかの可動部分がある。ヘリコイド、とかドローチューブとか。
そういった可動部分の精度に問題があるのでは、と疑ってみるのも必要なのではないか。
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