はじまり(3)
動画から抜き出した若いグスターボ・ドゥダメルの言葉など。
原文はここ
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2010/10/21
録画を
手に入れた。
色々資料を探していたらご厚意でいただけたのだ。
NHK BS-2
クラッシックドキュメンタリー
オーケストラは人をつくる
~ベネズエラのユース・オーケストラ~
その中、後半でグスターボ・ドゥダメルが、子ども達のオーケストラを指導する場面がある。
ドキュメンタリーだが2005制作のようなので、デュダメルもまだ若く学生、って感じだ。
時間は相対的なものだ
どういうことか わかる?ストラヴィンスキーは時間は空間にあると言った
プレーヤーは演奏するとき自分が生きる瞬間の中でテンポをつかむ
ただ指揮棒を振ったってだめだ正体はわからないがそこに存在する
それが音楽の魔法
(画面の字幕より)
ほとんど小学生くらいの子ども達相手に、しかも鄙びた村にあるせいぜい屋根の付いた集会所みたいな練習所で、にこにこしながら熱心にこんな事を語っている。
解るのかしら?
そのすぐ次でドゥダメルは「みれどれみそらーそー」のフレーズを、つまらないのとそうでないので歌い分ける。
そして、覆い被さるように聞こえてくる子どもオケの「ミレドレミソラーソー」が聞こえた途端、涙が頬を伝いこぼれ、そこに厳然とこの上なく素晴らしい音楽が存在すると確信する。
ちゃんと解っているんだ。
子ども達の拙い演奏から「何か」がひしひしと伝わるのだ。
しかし「何か」は解らない。(ドゥダメルは ”正体はわからないがそこに存在する 音楽の魔法” というが…)
その「何か解らない物」が、見えない私の心の核心を直撃し、とまどうばかりだ。
…私に何が出来るか。
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