例の胃腸風邪で寝込んでいるときに、あるパン屋さんのテレビ特集があった。
是非、選りすぐりの材料のみを使い天然酵母・炭焼き石窯で焼き上げたあのパンを食べたいという。
どうも愛知県内らしいのだが、初めを見損ねたので何処にあるか分からずじまいだった。番組の最後の方で最近出店した支店を紹介し、それは名古屋市の緑区と豊田市内にあるという。
「なんだ、そこそこ近いじゃないか。そのうちに探し当てて行ってみようか…。」と思い、「本店はどこか判らなかったから…」と言いかけたら「幸田町にあるんだよ」と。
えっ!?
幸田は、数年前からジュニアバンド(文化振興協会の企画で地元の中学生と高校生が集まるバンドだ)の指導でお世話になっている。
しかも、すぐ次の土曜日に久しぶりに練習に行くことになっている。
これは、行くっきゃないね。ということで練習終了後に「幸田の有名なパン屋知ってる?」って文振協の方に尋ねてみる。「ええ、すぐそこですよ。行けばすぐ判ります。」
それはいくつかの建物が連なって畑の中にあった。しかしどの建物でパン売っているのか判らない。パン教室やらなんやらあちこちで賑わしい。
しばらく駐車場で様子見し、人の出入りをみて当たりを付け、いざ入店。
「あ、しまった!」
もうほとんど何もない。そりゃそうだ。テレビに出るような話題のお店に夕方行っても残っている訳ないよな。かろうじて1斤だけ残っていた「店長おすすめ食パン」を買う。¥750。良いお値段してます。が、美味そう。
あとは小倉トーストサンドを買ってみた(というよりそれしか残っていなかった)。
「ポイントカードはお持ちですか?」「いいえ」「お作りしますか?」
思わず「お願いします」って言っちゃった。
また次の練習の時も来る事になるのだろうな。
いうまでもなくパンは美味かった。