一応音楽が生業の人間なのであるが、最近あまりにも貧弱なオーディオ環境だったので少してこ入れしてみようと思いたった。
どれくらい貧弱だったかというと、例えばCDだったら、DELLの安いPCにそのままCD突っ込んでWindows Media Playerで再生し100円均一のイヤホンで聴く、といった具合だ。笑っちゃうね。
実は機械を持っていないわけではないのだ。一時期はずいぶんこだわったから。
でも、だんだんめんどくさくなって、仕事や勉強で聴くだけだから、実際の生音をいつも聞いているから、所詮機械の音質なんかどうでもいいや、と思って適当になっていたのだった。
まずは、棚の奥に鎮座していたMISSION761という小型スピーカーを引っ張り出しきちんと机の上に置いた。ずいぶん昔になるが、あるひなびたオーディオ専門店で試聴し歌の生々しさにびっくりしながら手に入れたものだ。高価なものではなかったが英国製ではある。とても奥行きのある立体的な音がする。定位感がすごい。
これを鳴らすために珍しいNakamichiのアンプを持っているのだが、入力数が少ないので今回はあきらめた。
ソースはカセット、CD、MD、DAT、それからRolandのR-09(カセットなどはこれに録音してデジタル化しようかと)、さらにPC。
YAMAHAのセパレートオーディオ群がほとんど使わずにあったので総動員し机の横に整列させた。おぉ、カセットもCDのようにトレイが出てきて乗せると吸い込まれていく。DATのトレイのようだ。
今回の目的は、ただ聴くためだけではなく、ソースをできる限りデータ化しておこう、というひそかな狙いもあるので外付けのHDひとつ綺麗にフォーマットしてデータ倉庫にすることに。
手持ちの、大切ではあるが前時代的カセットやMDやDATや、それからCDもすべてHDに入れよう。
そういえば、一番最初のころの定期演奏会は2トラ38で回したオープンに録音していたんだ。その音は少し前にCDに落としてもらったからそれもHDに入れよう。(そうやっておけばもし必要なときが来たらすぐCDに焼けるし。)
さらに、i-Tuneの最新版をDELLに再インストールし準備は大体出来上がってきた。
ついでに部屋の掃除を始めたので、i-TuneによるWEBのストリーミングラジオをBGMで流してみた。
へへへ。案外いけるんだな。
少しは腰を落ち着けて音楽を聴いてみようか。