自分の書いた楽譜が、自分が関わらないところで演奏され、その結果だけを聞く。
たいていの場合、いくつかの場面で「え、そんなこと書いてないはずなのに…」と思うところが出てくる。
また、演奏団体によっては、私自身のイメージとかけ離れた音が出てくる場合もある。
先日数曲の演奏を聴いたのだが、やはりどうも思ったような音は出てこない事が多かったな。
それを聴きながら、まず、「えっ?」と思い、次第に「どうしてかなあ…」と考え、「そうか、楽譜の書き方が悪いんだ」と強く思うことにしたのだ。
とても上手いとされるバンドだから腕はあるはずだもんね。
もともと、ある特殊な場合のために書かれた楽譜の流用なので、ある程度楽譜と演奏のギャップはある事は承知なのだけれど、その音楽的内容を汲み取り「実際に演奏する場合に合わせて解釈し直すことも必要だよな」「でも元譜の音すら出ていない場合もあるしなぁ…」な感じで。
ま、演奏しにくい、とか、意図を読み取りにくいとか、楽譜が悪い事に起因するんだと、自分の勉強にすることにしたんだ。そのおかげで書き直そうと意欲が増えたからそれでOKだ。
もう一つ感じたこと。
自分の指向する音や音楽が、昨日聞いたバンドとは随分違っていることも再確認した。
以前より知ってはいたけれど、よりその傾向が強くなっている。
いや、逆だ。どんどん「普通」のバンドが自分と離れていってしまっているんだ、ということだな。
そんな中で、KYUの踊りを見ている人がたまたま近くにいた私に「なんでこの人達はこんなにはじけてるの?楽しそうなの?」って聞いてきた。一番下手側の人達見て。へへ。それどこのバンドだっけ?
「うちの子達もやってたけどさ、どうやってもこんな風に踊れない!」ってさ。
あるバンドはごっそり一列分ほど本番欠席だったみたいだ…!
大変な一日(一部は二日間)だったろうけれど、それぞれ得る物はあったかな。