研修二日目はA-M高校の吹奏楽の実践発表および練習見学だった。
何よりびっくりしたのは年間の予算のこと。
ここは大きなホールでしかも2部制で定期演奏会をやるからその利益が多い。それ以外でも年間何十本の依頼演奏本番(ま、営業ですねぇ)があり、顧問の先生の言葉によれば「儲かってしょうがない」ということ。
で、生徒からの部費徴収は無いらしい。あの活動内容からすると信じられないけれど、そういえば昔からそうだったような気がする。
もちろん学校からの予算も桁違い(普通の吹奏楽部からするとたぶん二桁違い!)で有るそうだ。遠征なども全て学校持ち。すごいな。逆に楽器の個人持ち率は90%を越えている(打楽器以外は全て、くらいの数字じゃないか?)というから、各個人のお金のかけどころが違うだけなのかもしれないけれど。
前日の合唱部事例では、どうしても音楽はお金がかかるから生徒からもだいぶ徴収しています、だったので、伝統と実績のある所とは随分差があるなぁ、という印象だ。
その割には合奏する部屋は昔と何ら変わらなくてとても懐かしかった。音の乱反射防止にパンチカーペット引き詰めてあったり。
150人が音を出すので学校内だけでなく近隣(普通に街中)に向けても騒音対策は必須だと思うけれど、そのあたりはどうしているのだろう?
ほぼ建物一棟が練習場のようではあったが。
練習は、生徒による基礎合奏と、アルメニアンなど何曲か通しで聴かさせていただいた。やはり個々の楽器技量はさすがだな。上手い。このあたりまで目指さなきゃダメだと再認識。
音楽的力量は開発中な感じかな。自発的、積極的な表現と、それをアンサンブルでどう処理するかなどは、どこのバンドに行っても共通の課題のようだ。特に最近は。
午前中の研修で話題になった「日本はこれだけ吹奏楽が盛んでスクールバンドは世界的にもトップレベルにあるのに、なぜか世界に通用するプロの管楽器奏者が生まれない」の答えがそこにあるような気がした。
技術力と表現力がとてもアンバランスだと思った。
残念ながらTSWは全然その域まで達していないので、まだまだひたすら技術を磨かねばなりませぬが…。
いずれにせよ、じわじわじわじわと「おぉ!バンドやりてぇ!」と心から思った二日間の研修だった。
行って良かった。ホントに。