3月11日をきっかけに、人の幸せをもう一度考え直す気運が高まっているそうだ。
日本だけではなく全世界的な動きだそうだ。
やはりブータンでの幸せの尺度を取り上げていた。
「国内総生産(GDP)が必ずしも人の幸せを計る指標ではなくなってきた」というコメントだったが、そもそもGDPが人の幸せの指標だった、という世間の認識が私には少しびっくりだ。
で、国民総幸福度。
その指標をどう作るかが課題らしい。しかし施設の数や人の数など、数が増加しても、どうも幸せ感にはつながっていないようで、幸福度の数値化は一筋縄ではいくまい。
人との繋がりの密度が高い方が人は幸せや安心を感じるらしい、と報じていた(そりゃ当然でしょ、と思う…)けれど、誰かが「日本における人の幸せとはこういうモノだ」と定義したとしても、なんの役にも立たないのではないかな。
幸せ感なんて、人によって全く異なるのだから。
それでも行政とかたくさんの学識者とかが幸せを数値化し可視化することに躍起になるんだろう。
そしてまたその数値に翻弄されていく繰り返しな気もする。