〜〜沖縄修旅でGET! 食材シリーズ6〜〜
那覇市国際通りスタバのあるスクランブル交差点からアーケード側に入り込んでしばらく行くと右側に公設市場がある。
私の性癖で、そういった所はどんな土産物屋よりもそそられるのだけれど、自由に行動できない今回のような旅行では難しい。時間の限られた夜の散策時間(しかも生徒の監視をしながら…)だけでは到底足りず行くには行ったものの全体をざっと見て回っただけで何も買えず悔しい思いをしてそこを後にした。
次の日タクシー研修を見送ってから少し時間があった。スタバのコーヒーを飲みながら本日の行動計画を決めタクシーが迎えに来るまでの間、自由行動を許された。
「お、ここは近いぞ!それならもちろん再度チャレンジだ」と急ぎ足で公設市場に向かったのであった。
入ってすぐオバチャンに呼びとめられた。「これ食べてみて」
「しまらっきょだ」と言う。普通に知っているらっきょうよりふくらみは細く、むしろ浅葱(あさつき)みたいに細い。しかもニンニクようなニオイがする。
差し出された一切れを食べ「うまい!これは買いだ」と直感した。
新物らしい。酢漬けではなく、ほんのり絶妙な塩味の漬け物(だと思うが、もしかしたらただの生なのかも知れない)、かなりな浅漬け。「うちのはおいしいよ、研究に研究を重ねた逸品だよ」と言うのだからやはり加工はしているようだ。
いろんな話をして日持ちする事を確認しているうちに、いつの間にか何も考えず「3パック下さい」といっていた。無意識のうちに食べ始めたらすぐに無くなるだろう、多めに買っておかねばなぁ、とでも思ったのだろう。「臭くないようにパックしてあげるよ、これも付けてあげるし」と唐辛子(?)の味噌漬けなどをサービスしてくれたりと、やけに親切ではある。
「はい。ありがとね。2400円。」
…えっ!!…。 …ぼったくられたか?
…ま、うまかったから良しとするか…、と自分を無理矢理納得させながらその場を離れた。そうそう、今は考える時間などないのだ。次を見なければ…。
その日のうちにホテルから宅配を頼んで送ってしまったので現物が手に届くのが遅くなった。
そしてやっと届いた宅配の中から一番に取り出し食べた。
ぼりぼり、ぽりぽり、ぼりぼり。
食べ過ぎると胸焼けしそうだが、やはりうまい。絶妙に美味い。
値段のことはこの際忘れよう。
過日、ネットで島らっきょうを調べてみた。
あの値段はそうそうぼったくられたのではないらしい、ということは判った。こんなネット通販などでも実に高い。