3月
20
当日 その壱

朝早くから、昨日考えた対応策をこなしていく。
少しずつサルベージ出来ているのか。

とにかく本番を成功させなければならない。
皆に成功したと感じてもらわなければなくてはならない。
TSW部員の気持ちのあり方だけではなく、私の生き方にも関わってくる。
なんとしても成功させなければならない。

苦しい。今までの中で一番苦しいゾ。
そう、私の意識の中での優先順位が上手く伝わらないのだろうな。

このままでは私が危ない。
だから手を打つ。奥の手はまだ。
とにかく、数時間後の演奏会が大成功になるために、私としては珍しく手を打つ。
玉砕でも良かったんだけど、後片付けが大変かな?

で、どう?

3月
20
前日

苦しかった。
どうしようかと思った。
逃げたかった。
今まで積み上げてきたものが目の前でがらがらと音を立てて崩れた。
跡形もなく。

明日は泣いても笑っても本番。
出来るなら笑いたい。

しかし。
なぜ、あんな基本的な簡単な約束が守れない?
浮かれてて全員が忘れてしまったのか?
不思議だ。本当に不思議だ。

(結局、まともに寝れず。本番は何とか寄り遂げる自信はあるけれど、そのあとは判らないよ。)

打開する為に手を打つ。決めてが無いまま、それでも何かしなければと知恵を絞る。
が、連絡がつかない。こちらからはいつでも話し中。メールは届いているのか不明。、やっと「こちらから連絡します」とメールが来てから、何十分も待たされ、まだ連絡つかない。いつの間にか日付が変わる。

だめだこりゃ。