8月
15
千石平

昨年、道の駅車中泊で、愛犬セロリが大変な目にあったところ。
長野県の南端だ。

連日の旅で疲れて寝たいのに、夜明けまで盆踊りが続く。一踊り済むと爆竹が威勢良く鳴る。
音響シャイなセロリは、雷や花火の音がするとしっぽを丸めてガタガタ震える。
私は全然構わず寝ているのに、セロリは一睡も出来ずさぞ辛い思いをしただろう。

その数日後、病院の待合室で朝のワイドショー何気なく見ていた。
そしたらこの新野の盆踊りを、珍しい日本の盆踊りベスト10として紹介していた。
行く前に知っていたら良かったのに、と。

今回しっかり案内板を見た。それによると様々なところで色々な踊りや儀式があるようだ。
このあたりの山間部は、東栄町の花祭りのように場所を変え日にちを変え様々な儀式を日常的に行う風習が昔からあったのだろうか。日本の古き良き伝統だなぁ。しかしそれを現在維持していくのも並大抵のことではないのかも知れない。
そのTVの紹介を見ながら、知ってりゃ、違うところで寝たのに、とか、ただ寝るのではなく見たり参加したりした方が良かったな、と思ったりしたのだった。

今年もここを通った。せっかくなので見ようかと思ったが、先を急いだ。
雷が鳴っていたから。
やはりセロリはしっぽを丸め情けない顔してガタガタ震えていた。

新野盆踊り

8月
15
世代交代

8月11日に新しい体制に移行するための発表をした。
世代交代だ。
以前も書いたが昨年に比べ今年は格段に早い時期だ。
(いや、昨年が異常に遅かったのかも知れない。)

様々な思いがある。痛い思い、辛い思い、にがい思い、悲しい思い、苦しい思い…。(嬉しい・楽しい思いは少ない…。)
残念ながら私には、自身の溜まりに溜まった思いの吐き出し先はなかった。
新しい活動が故に、文字通り私の前に道はないのだ。
かろうじてその思いを共有してくれる人と、私がくじけそうになった時にパワーを分けてくれる人が少数いただけ。
それでもなんとかここまでやってきた。新しく始めて3年目の、しかもNGO指向のバンドとしては良くやってくれていると思う。

様々な人がいた。
今まで私が出逢ったことのない人たちがたくさんいた。
私がそれらの人たちをきちんと理解できずにいた。
そして、私自身の役割を認識してもらい、それぞれの立場を理解してお互いに補い合って進む体制がなかなか組めなかった。
だから、ある意味、強引な力業で進めてきた。随分負担をかけてきたと思う。
これで良いのか? もっとほかに良い方法はないのか? 常に自問自答しながら。

今私の持てる最大限の力を発揮しようとした。もしこれでダメならば私の力の無さ以外に原因は無い。

TSWを前に進めようとする時、先に進もうとするもの、そのままでいようとするもの、両者とも大きなストレスがかかる。何をするにも負担が正負両方にかかっていくのだ。いや負のエネルギーの方が大きかったな。
何かある度に「一体俺は何をやっているんだか…!!」と混乱したよ。前に進みたいだけなのになぁ、と。

単純にシンプルに楽器の練習をし、上達し、音楽をしたい。
もちろん、それをするための条件も整えなければいけないが、出来ればその条件はTSWに所属すると(…それ以前から)自然に身についていて欲しい。
それが代々引き継がれていく伝統なのだと思う。3年目でだいぶ積み上がったか?

この先、新たに積み上げなくてはならない。確実に! 
その為に早めに体制を変えたのだ。
バトンを渡す人も、渡される人も、同様に先に進もう!人任せではなく!!

8月
15
かりんとう

復刻版かりんとう
今まで試してきた中で最高位にランクされるかりんとう。
これも木曽福島のスーパーマーケットで見つけた。
以前から知っている。
きゅーぼし」(久星食品株式会社)のものである。
本社は長野県の松本らしい。
いくつかのタイプがあるようだけれど、この復刻版が良い。
黒砂糖のほろ苦さと甘さが、堅めの食感と共に絶品だと思う。
今回久しぶりに見つけた。
 
 
 
 
 
それの廉価版は今までも良く手に入れていた。
廉価版かりんとう
阿智のAコープで売っている。
どうもAコープ(農協)用に簡易パッケージで内容量多くしてあるみたい。タイプも若干違う。もう少し黒砂糖がゴテゴテにのっている。
いずれにしても美味。

きゅーぼし、かりんとう一筋な会社らしい。頑固なかんじがまた良い。

8月
15
てんぷらまんじゅう

何度も話しているから覚えているかな。
てんぷらまんじゅう

てんぷらまんじゅう

初めは南信州の阿智あたりで偶然見つけた。
その後気になっていてずっと探していたのだが、実は見つからなかったのだ。
その後の何回かの探訪により、どうも季節ものらしくいつもあるわけではない、信州の伊奈谷に伝わる特別な時の料理である、ことなどが分かった。
そうそう、今回の旅はお盆だ。こりゃ、てんぷらまんじゅうだ。探して手に入れるほかはない。
まんじゅうとは呼ぶけれど、出来たものはお惣菜売り場のてんぷら売り場に並んでいるのだ。
 
 
 

てんぷらまんじゅう2 

半完成品のまんじゅうは大概8個〜10個のパックで売っている。これにてんぷらの衣を付けて揚げるのだ。
これだけで食べても余り美味くない。揚げなきゃダメ。
今回は木曽福島の町中のスーパーマーケットで見つけた。伊奈谷だけではないらしい。木曽谷にもあるんだ。
 
 
お盆やお彼岸の特別な時に食すのであろう。スーパーのお盆特集コーナーでは、松明用の薪やお供え物に混じって天ぷら粉とサラダオイルが山のように積んである。特別なごちそうなんだろう。

これが何故か微妙に美味なのだ。健康に悪そうな(特に私には…)気もする…。でも、美味いから食べてしまう。これでは血糖値が上がる訳だ。

知立にある藤田屋の大あんまき屋にてんぷらあんまきがあるが、もしかしたらここから派生したのかも知れない。