3年計画第3章。本番はもうすぐ。9月15日。
さて、我々TeamNGOはTSW3年目で、ある程度の伝統を造ることが出来たか?
この豊川の地でNGOのスピリットの種をまき自然に株が増えていくまで育てる事が出来たか?
実は思うようには進んでいないぞ、というのが実感だ。
当たり前すぎて確認することすら忘れているような事、TSWに参加する以前に当然出来ている、出来るはずと思っていたことが、ことごとく我々の思惑から外れて出来ていないようなのだ。
例えば、バーゲン品の割引支払い計算を考えているつもりなのに、実は九九を知らなかった! のような感覚だ。
今回表面化したTSWの誇りや、メンバーとしての自信の問題(すなわち、それはTSWへの愛着度の大きさだと思うのだが…)なども全く想定外であった。
毎日毎日顔をつきあわせて決して楽ではない練習を積み重ねているにもかかわらず、各自の心の中でのTSWメンバーであるという意識の希薄さは驚愕でさえあった。他に混じったときに即埋もれてしまうような実に脆い意識であることが証明されてしまったのだ。
どんな時もTSWのメンバーである事を忘れないという一番の大前提で当たり前の意識ですら、欠如している事が顕在化してしまった。
「他の人たちはいざ知らず、我々TSWはいつでもどこでもきちんとやるんだ」という誇りに満ちた行動は皆無だったからな。
結局、TSWの活動を続けていくための大前提から丁寧に一人一人理解させ確認させないとどうにも進まないということなのだろう。
砂浜に撒き散らしたビーズ玉を一つ一つ残らず拾い上げていくような、気の遠くなるような作業をしなければ活動の大前提が成立出来ないのだろうか。
勤務から帰るとき高速道路のサービスエリアで眠気を覚ましながら深いため息をつく。何度も。
ここで様々な指示のメールを打ち続けた。そんな奮闘の甲斐もなく、TSWの誇りは造れなかったのだ。
今のままではダメだ。それこそ1年さらい続けてもできあがりは良くならないだろう。
この3年間、臨界に近いエネルギーを放出し続けてきたつもりだ。
これでダメならさらにパワーアップしなければならない。
果たして私にそのエネルギーが保ち続ける事が出来るだろうか?
果たして私にその時間を与えられているだろうか?
メンバー一人一人がほんの少しずつで良いからエネルギーを出そうとしてくれたら状況は変わるかもしれない。
藁をも掴む気持ちだが…。
「気持ちはあるつもりなんですがどうやったらいいかわからないんですぅ」
「やろうとはしてるんですが、気持ちだけ焦って上手くいかないんですぅ」
って言い訳してるうちはダメだろな。だって結局やってないんだから。
本当にやってるやつはそんな愚痴は言わない。弱音は吐かない。
なんとしてもやりきる。
絶対に間に合わす。
意地でもやり通す。
このような強い気持ちを期待されるのは負担ですか?
このような伝統を造るのは人に任せたいですか?