9月
19
ゴクラクハゼ(2)

別宅で過ごしているゴクラクハゼ。全部で5匹。

クロメダカやヌマエビを食べてしまうので致し方なく別居中だ。その住処は確かに居心地は良くないだろうと思う。箱は小さいし水の浄化は限界があるし隠れるところないし。

でもだからといって自分から飛び出して床に落ちるような自殺行為はしないほうが良いと思うぞ。
新天地を求めているのだろうか…?それともやむまみれず発作的に飛び出してしまうのか…?それとも単なる事故か…?

一匹は床に落ちていたのに気づき水槽に戻したら、今のところなんとか泳いでいる。手遅れにはならなかったようだ。
もう一匹は棚の後ろのほうに落ちていたのでしばらく気がつかず、気がついたときにはだいぶ体表が乾いていた。ぴくぴく動いていたので水に戻したが時既に遅し、先ほど絶命した。
いくら乾きに強く少々水から上がっても平気で大丈夫なハゼ科の魚でも限度が過ぎるとダメだよ。

誰かが気づき、手遅れにならないうちに戻してくれたら(自分だけでは決して元に戻れないから)、当事者は「良い経験をした」という事なのかもしれない。
しかし誰も手を貸してくれなかったり、気がついても手遅れだと、残念ながら即そのまま昇天だ。

自由を求めるのも良いがリスクは高すぎる。
飛び出すのは自分の意志かもしれないが、飛び出した後、自分では到底対処できない現実が待っているのだから。