久しぶりに合奏している。
いろんな都合で出来ない日が続いたが、休日になってようやく落ち着いた合奏になった。
ほんの少しだけだど、出てくる音に何かしら変化があるように感じた。そのほんの少しの違いが大きな差になるんだ。
みんな様々な壁にぶつかって苦悩し、乗り越えを試み、失敗し、傷つき、落ち込み、しかし、再度立ち上がって立ち向かう。
今、失意のどん底の人も、一筋の光が見えてきた人も皆TSWだ。皆でTSWだ。
音楽をやろう。音楽をやりたい。
そのために私の持っているもの全て伝えたい。たいしたものではないがそれでも伝えたい。音楽の幸せを伝えたい。
なんだかんだとトラブルやアクシデント続出だが、この3年で随分登ってきたと思う。しかしそのために今まで色々な意味で少しずつ無理をしてきた。大きな行事や本番が少ないこのあたりで少し一息つこうか。そして今までやってきたことの整理とこれからの準備。気力も体力もフル充電しよう。
日誌から
〜前略
合奏は音楽的なことをしていただきました。
やっぱり、楽しいよなって思いました。今日はなぜか分からないけれど、いつもより、皆の音が聞けたと思います。聞かなきゃっ!っていうより皆の音が聞きたいって思いました。皆とやれることを大切にしたいって思いました。だから聞けたし、合うと嬉しいし、違うと「ん?」って思うし、何か違う気がするけど、そう吹くなら、合わせよう、合わせたいって思いながら吹いたりとか、この瞬間ってこんなに大事なものだったんだって思いました。それでも人足りないよなって寂しくなりました。人がいて自分がいる。自分がいるから人がいる。
うちを生むことができるのは、うちの親しかいないんです。そう思うと家族ってすごいよなって思います。
その人がいい、じゃなくてその人じゃなきゃだめなんです。
TSWの皆もそうです。皆一人一人じゃなきゃだめなんです。
かけがえのない一人一人なんです。この人なんです。あなたなんです。
だからこそ、一人一人が責任をもって自分の譜面を正確に吹かないと大変なことになっちゃうんです。
皆が、それぞれ自分のすべきことやって1つのものをつくるんです。
皆が同じ事をやるんじゃなくて、メロディーがいてハーモニーがいて、リズムがいてベースがいて、皆別々のことやっていてfの人もいればpが吹く人もいて、だから別々の道を歩いているんじゃなくて、皆それぞれの役割をしながら、一緒に同じ方向歩いているんです。
同じことやればいいだけじゃないです。〜中略〜
皆違っていい。だけど関係し合わなかったらただの違うものでしかないと思います。