修学旅行中、大人数で、少人数で、あるいは1人で、色々な形で生徒たちが人の話を聞く機会が多く、また、その状況を観察するチャンスがたくさんあった。
やはり、総じて人の話が聞けない事が多いようだ。
初めは話す人によって変わるのか、とも思ったがそうでもない。
内容によるのかとも思ったがそうでもない。
状況によるのかと思ったがそうでもない。
「話を聞く」という行為を知らないのでは、と思うくらいである。
今からの飛行機搭乗の説明をする添乗員さんの話。
バス中での教員の指示。
バスガイドさんの様々な説明。
ガマに降りるときガイドさんの解説や注意。
まさに今からやろうとしていることの説明。
etc.
自分勝手に何かしている。
隣の友達と関係ない話をしている。
ただ、ぼーっとしている。
うるさく喋っているのを注意して静かにさせることはできる。
顔を話している人に向けさせることはできる。
しかし、話している内容を理解しながら聞かせることが出来ているのかどうかとなると全くわからない。。何故かというと、理解しようとしているかどうかなどという各人の頭の中のことを他人が知る術など無いからだ。
聞いているような顔をしているが、本当に理解できているかなど、わかろうはずがない。
結果はその後の行動となってあらわれる。勝手にどこかへ行く者。何度も同じ質問を繰り返してくる者。何をして良いか判らないからそのまま止まっている者。その段階で注意しても手遅れだよな。
やはりインプットができないのだ。
様々なアクシデントのほとんどは正確な入力ができていないことが原因なのだ、と感じた。
「聞く耳を持たない」のだ。
そのくせ人と違うことになってしまうのを極度に恐れている。
今からで間に合うのか?救うことはできるのか?
「聞く耳」というキーワードで検索したらこんなページが出てきた。かみしめようと思う。