12月
15
思い出したこと。
ずっと昔、何か会議の途中で休憩になった。
まだまだヘビースモーカーな頃だったから灰皿のあるところでソファに陣取り幸せな一服をしていた。
皆、同じことを考えるからだんだん混雑してきて、先にいた私はその状況を”察し”、後から来た方と目が合ったので、”微笑んで”何も言わずソファを譲った。「ここどうぞ」のつもりで手くらいは差し出したかもしれない。私は無駄な言葉を発することなく、とてもスムーズに穏やかに事が運んだと思った。
しかし、その矢先「人間なんだから言葉くらい交わしたいなぁ、なんだか寂しいなぁ…」と言われてしまった。とっさに意味が分からず、先ほどの会議での議論の続きか、と一瞬考えだが、単純に今の席を譲った件だった。
カルチャーショックだった。コミュニケーションに関する価値観の違い。「言葉」への依存度の違いか。
そんなことボケーッと考えながら一生懸命大掃除で床の汚れを取っていたらふらふらになってしまった。血中グルコース値計ったら見たこと無いくらい低い数字だった。
こりゃ少々まずいぞ、と。
ブドウ糖買ってこよう。