第4回定期演奏会まで到達したTSW2期生の6人。3年間よく頑張りました。
心の中まで土足で踏み入られ、理性をぐるぐるぐるぐる攪拌され、あれをせよこれはするなと翻弄され、忙しさに目が回り、自分が何が何だか分からなくなったこともあるでしょう。さぞ苦しかっただろうと思います。
演奏会終了して数日経ちました。まだまだこの3年間を冷静に振り返るには時間が足りないと思いますが、でも今、せっかちにこの3年間の意味を見いだそうとする必要はないです。そんなに簡単に見える物でもないでしょうし。次第に見えてくる物もあれば、何年も後に突然ひらめくこともあるでしょう。
それは必ずやってきます。
やり遂げた者への何よりのご褒美です。逃げずに立ち向かい最後に勝ち取った自信と誇りです。
紆余曲折色々あったにせよ、最後まで到達したのですから。
途中どんなことがあったにせよ最後まで生き残った6人だけの特権です。
「高校生活最後の定期演奏会の舞台に乗った」ことは厳然たる事実なのです。そうでない人と決定的に違うのです。
それはこの先、生きている限りじわじわとその意味をずっとかみしめることになると思います。
(たった)3年間でその準備をして、一生の宝となるのです。凄いことです。
3年前、私がここに来るのと同時に高校に入学し、入学した途端、当初の予想とは違う吹奏楽生活の展開が始まり随分とまどったんじゃないかと思います。それでもTSWの土台をつくるという地道な作業をひたすらやり、TSWに居続け、一生懸命私の話に耳を傾け、私の希望に添おうとし、私の一言に一喜一憂してくれました。そして私に力を与え続けてくれました。随分助けてもらいました。TSWが次のステップを踏めるのはあなた達のおかけです。心より感謝します。
さらに進化させたTSWにするために残された者が引き継ぎます。身を引き締めて引き継ぎます。
だから安心してそれぞれ自分の道を前に進んでください。未来はあなた達の前にあります。
3年間、本当にありがとう。