4月
21
先日

廊下で、メンバー同士激しくやり合っているのが聞こえてきた。
漏れ聞こえてくる感じでは、係にお願いをする人と、しかし、そのお願いは筋が違うんじゃないか?という係のやりとりのように見受けられた。雰囲気的には圧倒的に係り優勢で、一人のメンバーが「係に激しく怒られている」状況と言った方が正確なのかもしれない。しばらくの時間続いていた。
私は内心「ニヤニヤ」していたのだが、「もう少し静かにしてください」と注意し、気を利かせてくれた他のメンバーもいた。

必要だからこそ激しいやりとりが日常的に出来て、しかもその状況を冷静に見守る別の人もいる。やっとそこまで進化してきたんだなぁ、と「ニヤニヤ」していたのだ。

その後、日誌にこんな記述があった。

「逃げてばかりじゃ何も進まない」事を教えてもらいました。ありがとうです。

先の激しいやりとりの当人達だと思われる。しかも立場は真逆。
あれだけ激しいやりとりの様子から、この言葉が出てくることは普通結びつかない。

もちろん、この言葉が出てくる背景があるはずで、それを想像すると感動的ですらある。
全体的な流れの中で強く感じたのは、お互いを認めていなければ出来ないこと。そしてさらに重要なのは極めて自然であること。
決して、無理して物を言うのではなく、使命感で行動するのではなく、それぞれが感じ考えたそのものをぶつけ合って関わり合っている。
猜疑心で探り合うこともなく、無意味な気を遣うこともなく、それぞれが思ったまま感じたまま自然体で物を言い、お互いに感じ取り、怒り合い、同感し、さらに感化しあう。

それはビンゴ!なのだよ。

だからあなたたちの表情はとても自然で美しい。真剣な顔、笑う顔、喜ぶ顔、怒りの顔、不思議そうな顔、落ち込んでいる顔でさえ。
なによりアンサンブルとして出てくる音が何もしなくても一つに寄ろうとする。

ここまで来たんだ。
真っ只中にいると、そんなの当たり前と思うだろうが。
実は奇跡に近い。
=ちょっとした言葉の行き違いで感情むき出しの攻撃をするのとは全くの別世界。

大切にしたい。
ほんの少しのことで崩してしまわないように。一生の宝だ。

4月
21
おかえり!

一年近くの旅から戻ってきたね。

本当に待ち遠しかったよ。
「おやっ?」って見上げた瞬間、なみだが込み上げた。

旅に出なければならなかった時は本当に辛かっただろうに。
しかし、状況ができれば必ず戻ってくると、ずっと信じて疑わなかった。
違った状況もできちゃったから、少しだけめげてたけれど。(私が、ね。)
それでも戻ってきてくれた。上っ面じゃない。
信じることの凄さ。

おかえり!
やっぱり今のここはあなたの居場所だよ。
ちゃんと仲間もいる。
音楽やろうね。

おかえり!
今日のA-EでCisがよりはっきり聴こえてきたのはあなたが戻ったから。
音たちが祝福したのですよ。

おかえり!
心の底から!!