7月
25
音楽とは

生き方…
理想…

苦しみ…
愉しみ…

社会…
思想…

宇宙…
存在…

はぁ…。
難しいな。
 

私の師匠が、公の場所で語った最後の(と思われる)言葉。
「この16分音符はなぁ…、生きるって事なんだ。

生きてるってなんて素晴らしいって事なんだ。

音楽ってのには、良く解らんけれど何かあるって昔から思っていた。
良く解らんかったけれど、やっと今、癌で死にかけてようやく解った。

音楽ってのはなぁ…、生きるって事なんだ…。


それが解ればなぁ、あとはどうってことはない。

…。」

四分の四拍子。
ドー(付点二分音符)ドシドレ(16分音符)/ミー(付点二分音符)
この4拍目「ドシドレ」の説明だ。

私の説明では全然伝わらないけれど。
今でもこれを思い出すと、とめどなく涙が溢れる。

オーケストラのレッスン。
息をするのも苦しいのだろうが、声にならない声を絞り出して、最後に伝えたかったのは
「音楽とは生きる喜び」

音符1つ1つが命なのだ。その命がつながり、大いなる音楽になる。そして至上の喜びを得る。
音楽とそれに関わる人間をオーバーラップさせ、全てのモノは生きる喜びに昇華されていくはずだ。

明日、みんなの魂は躍動するだろうか。
その瞬間、そこにいる人だけに許された極上の喜び。その「生きる喜び」を感じたい。是非。

7月
25
さあ

もうすぐ。

この通り辛い練習だっただろうと思う。いや、本当に。(まだ明日もう一日練習があるから過去形ではないな。)

どうしても、何が何でも、ある一定の高さまで登りたいと思っていた。
でなければ大切なことが解らないから。
一線を越えなければ見えない物があるのだから。

1年生にしてみれば、3年間かけてやるべき事を半年でやろうとしたんだから大変な思いをしたに決まっている。無理に無理を重ねたのだろうがそれでもここまで来た。大丈夫、後からじわじわと色々効いてくるはずだ。

それで、ようやくギリギリまで来たように思う。これで間に合ったのかどうか解らない。ギリギリだからまだ実感のない人も多いだろう。でも残念ながらそろそろ時間切れだ。

 
人と人の繋がり。
決して一人ぽっちではない居場所。
アンサンブルという最高の一体感。

 
明後日の午後。
TSWの誇りを感じるさせることの出来る演奏になるだろうか。
間違えるな、それは終着ではない。至福行きの出発だ。
なんとしても自分の足で間に合ってくれ。
諦めるな!腐るな!投げるな!
ステージに乗る全員がその出発に間に合いたいのだ。