手紙が出てきた。(掃除の効果だぜ!)
「定期演奏会も間近に迫りたいへんご多忙のところこのような手紙に目を通して頂き、どうもありがとうございます…」から始まる、部活動運営に関する1-C(18)という生徒からの要望書だ。
「…そしてなぜこのような手紙を書いたかというと、それは、この部活がもう既に『つまらない部活』すなわち義務的なものになっているからです。もう既に活気が失われているこの部活を真っ向から見つめたいからです。 …」
ワープロ打ちB5を2枚、理想の部活動についての鉛筆書き図入り。さらに最後の一文で「もう一セット見ていただこうと思っております。」と結ばれている。
残念ながらもう一セットは出てこなかったが、その手紙に対する私の回答がB5ルーズリーフノート3枚手書きで出てきた。出てきた、ということはこの回答は1-C(18)本人には渡っていないのかも知れない。そうだとすればとっても申し訳ないし残念だ。今さら謝っても遅いけど「ごめんなさい」
回答書の冒頭はこんなかんじ。
「まずはじめに色々考えてくれていることに感謝したい。」
さらに
「君の問題提議の答えだが…。」
「そんな事はすべて解った上でこの体制がある。」
と続く。
核心は、
「音楽をする、(私が音楽という言葉を使う時は、ものすごく広い意味を持っている。単純に音を出す、という事ではない)という事のみによって私は救われている。だからなんとかしようと思う。それだけの話だ。」
かな。
その後、私の文は続くのだが、ま、いつも言っているようなことがつらつらと書かれている。
お恥ずかしい限り。私は全然成長してないや。
一方で、時が経ち、この1-C(18)は現在その当時の私の年齢をとうに過ぎている。
この内容がそのまま活きている、もしくは反面教師で役に立つ。どちらでも構わないが、そういった高校時代の経験が今の1-C(18)にとって意味のあるものになっているだろうか。今現在立派に社会に貢献しているのだからそうであって欲しいけど。もしそうなら、なんだかとっても嬉しいな。