自分にとって守るべき大切なものとは何だろう。
一番大切なものは目に見えない。耳に聞こえない。匂いも味もない。もちろんさわれない。いつもそう思っている。
一方では、具体的に守るべきものがあって、その事物を必死に守ろうとするほうがはるかに多い、という事も判っている。
その間でいつも迷っている。私は何を守るべきか。
しかし、これまで通りこれからも「生徒中心主義」でいてほしいと思います。
上を見る先生、自分自身を守る先生、波風を立てたくない先生、あきらめた先生、たくさんいる中で純粋に生徒のことを優先にする、先生として当たり前のことを信念を持って実践する数少ない先生だと思います。そんな先生に出会える生徒は自分も含め、幸せ者です。だからこそ、「先生」でいてほしいと思います。
〜中略〜
まずは「先生」でいることを第一に考えてください。
過去にこんなメールを頂いたことがある。
(少々省略あり。前段は…、ま、いいや。恥ずかしいなぁ。勝手に引用してゴメンね。)
にもかかわらず現在、期待に応えられていない。
その立場がなかったらやるべき事すらできなくなるでしょ?という警鐘だということも重々承知。
でもね、その立場は私にとって一番に守るべき物とは思えない。それを守るために目に見えない大切な物を見失うと思う。
ただし、それは「私にとって」であり「生徒にとって」ではないかもしれない。だとすると先の引用メールの前段と全く矛盾することになる。
そして、その間でいつも迷っている。私は何を守るべきか。
結局、最終的には自分の感性を信じるしかないと思い、決断し、結果、期待に応えられていない現状がある。
すなわち、引用メールの内容は「そうあるべき、そうありたい」と願うことと裏腹に前段も後段も成立しなくなってしまうのだ。
…いつも迷っている。私は何を守るべきか。
…あぁ未熟なり。