3月
09
あと10日ほど。
長かったな。
1300日程度かな。ということなら10日とは約1%弱だ。
単純な日数ではそれほどでもないのだが、その密度は異常に高かった。
だから感覚的には以前の現場より長い期間だったように錯覚する。
時と空間を私と共有した諸君は、今まで経験したことのないような激しい活動にとまどい溺れそうになり苦しかったに違いない。
良かったのか、そうでなかったのか。
吹奏楽の活動ポイントは大きく分けて3つの観点に分けられると思っている。
トレーニングと表現とコミュニケーションだ。
しかも、どれかが独立しているのではなく、三つ巴のようにそれぞれが影響し合ってバランスを取りながら、大きく発展していかねばならない。
さらにもう一つ重要なことは、それらの充分な活動を可能にする環境だ。
もともと三つの要素が決して潤沢ではなく、だから取り巻く環境も脆弱で、しかし、短期間でなんとかせよ、なのだから無理が無理を呼び、様々苦しいのは当然だ。
人を育てることではなく、使うことに終始すると、いつの間にか大切な物を見失い気が付いたときには手遅れになり悲しい悪循環が始まる。まあ、それも長い歴史の中での知恵なのだろうが、それでは明るい未来はあり得ないのではないかと思う。
なんとか流れの中の棒杭のように、在るべき所に在るべき姿のまま留まり、出来れば激流中のカヌーが流れを遡るように進めたかったのだが…。
良かったのか、そうでなかったのか。
あと10日。
そろそろ時間とエネルギーの期限が見えてきたようだが、それでも、
これだけのことをやったぜ!ざまーみろ!
と言ってみせよう。