3月
27
小さな城趾に行った。岩崎城。
我が家の辺りは小牧長久手の合戦があったところで、まつわる場所が色々ある。
地名も面白い。首塚とか、血の池とか。血の池なんか、埋め立てて公園にしちゃったから、その公園の名前が「血の池公園」。すごい名前だな、と思う。ウソじゃないヨ。
− 徳川家康方の渡辺槍半蔵らが血のついた槍や刀を洗った池があった。この池には「毎年、合戦のあった4月9日に池の水が赤くなる。」という伝説が残り、「血の池」と呼ばれていた。この池を埋め立て整備されたのが「血の池公園」である。現在、池はなく、住民の憩いの場になっている。” − by Wikipedia
いつもは歩いても行ける「古戦場公園」という所によく行くのだが、今日は少しだけ(車で)遠出をした。
せろりの散歩だよ。
ステロイドや抗生剤でだいぶ筋肉が弱ってきているらしく、歩くのはもちろん、車の遠出もなかなか辛いのではあるが、それでも気分転換はしたいだろうからね。
駐車場に車を停めて、坂を少し登り、小高い丘の上に出る。
資料館の入り口に甲冑がいくつか掛けてあり、「試着自由」って書いてある!
おっ、試着している子供もいる。もちろんレプリカで樹脂製のようだが。
せろりはじっと不思議そうに見てる。
「もうそろそろ返しなさい」とお父さんに言われ、小声で「えっ、もう?イヤだな」と。随分気に入っている様子。
そうか、最近は歴史ブームだからか案外多くの人がいるんだな。
しばらくそんな光景を眺めながら休憩していたら、せろりは急に坂を下り始め車に戻ろうとする。
以前は全くそんなことはなかったのだけれど、「自分から帰る」って主張するようになったんだな。きっと満足したんだろう。
たったそれだけなんだけれど、随分疲れたようだ。
帰ってからしばらくよく眠った。