9月
25
前略
痛ましい虐待の減らぬ中、しばらく前の東京の声覧で、児童福祉施設の職員のご苦労を読んだ。心をずたずたにされた子らを、心と体を使って受け止め、包み込む。相手の心を癒す代償に自分は傷ついていく。「厳しく切なく、気の遠くなるようなかかわりです」の訴えに心の中で頭を垂れた
後略
2010.9.24 朝日新聞-天声人語より
推測するしかないが、ご自分の命の力を切り分けて与えていくような、凄まじい献身的なご努力なのだろう。
それは、その仕事が次第にそういう人にしていくのだろうか?それとも、もともとそんな人だからこそ天職に就くのだろうか?
ご自分の家庭だってあるだろうに。
その暖かさだって無尽蔵ではあるまいに。