10月
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朝日新聞3ページ目。紙面の四分の一以上と随分大きな枠。社説の真横だ。
見出しを書き出してみる。
文化変調 芸術とカネ ずさん
演劇制作会社 国の助成金欲しさに出演料水増し
発掘調査の自治体 報告書「完成」偽り補助金受給
助成制度「無法地帯のよう」
さらに、記事の一部だけ抜き出してみる。
都内の演劇制作会社が2007年に行った、ある公演。文化庁から助成金を受け取るために提出した収支報告書には、「出演料」として「1723万555円」という金額が書かれていた。だが実際の出演料は半分ほどの887万7500円。他にも舞台監督助手料約309万円(実際は235万円)、印刷費203万円(実際は130万円)だった。
昨年の会計検査院の調査で発覚。「助成金を不当に多く受け取った」とされ、同社は水増しによって不当に得た助成金267万円を返還。
「1千万円ほど赤字が出た・余分に助成金をもらわないと、苦しかった。わかってもらえると思った」と社長は言う。
全文はこれ
4回シリーズらしいので、これだけで何か言うのは早計だろう。しかしいろいろ考えなければならないことが多そうだ。
同じ朝刊に、ある自治体の公設オーケストラを民営化(公益法人移行)するに当たって、スポンサーが見つからなくて困っている、という記事もあった。
事業仕分けされたんだろうね。日本に5つ有る公設楽団の完全民営化は全国初の事例らしい。
年間活動費7億程度だって。
オケの名称に付いていた地方名を取り去って全国対象でスポンサーを探しているらしいが、まだ見つからないとのこと。
ますます、この世界を生きていくのが困難になる。