11月
01
少し長いが先回も紹介した
NHK BS-2
クラッシックドキュメンタリー
オーケストラは人をつくる
〜ベネズエラのユース・オーケストラ〜
から引用する。
リズムは音楽的な現象ではなく精神的な現象です
魂の鼓動なのです
その鼓動を 音楽が昇華し調和の中に表します
ほのかに…
目には見えない形で…
言葉を使うことなく人々に広がっていく
芸術は 意志と魂と精神を一つに融合させます
その結果 意味と価値が生じるのです
オーケストラに参加している子供たちは
これが生じる過程の中で心底から変わっていきます
啓示を受けたように感じるのです
神は 言葉では表せない何かを示される
理屈では説明できない何かを示されるのです
それは感覚的に受け止めるしかありません
子供たちは音楽に心を貫かれその鼓動とオーケストラでの役割を担い変わり始めます
魂の鼓動は音楽 彫刻 文学 映画の姿を借りて私たちを結びつけます
人々は芸術を通し自分の本質を見るでしょう
芸術の世界でのみ私たちは自らの存在の根幹を知ることができます
善良で 偽りなく 美を備えた私たち本来の姿を
映像の中でアブレウ氏と少年の言葉がオーバーラップする。
言葉そのものも素晴らしいが、その言葉を小さな少年がそらんじていてさらに素晴らしい。
目に見えない物を信じること
説明しきれないことを感じること
見失ってしまった大切なものがここにはある、と思う。