12月
20
師匠と弟子(3)

父性についての考察シリーズの最後(になると思う…)。

「抗うことの出来ないものの代名詞」のうち、今の日本では存在が薄いけど、諸外国では案外大切に重く人々にのしかかっているモノがあると思う。
…といっても推測でしかないのだけれど…。

人々の行動の規範や制約となるもの。探してみたらやっぱり以前に書いていた。ここの前半部分だ。
実体のある具体的な様々な父性の、さらに上の存在。「神」と呼ばれることが多いのかな。

人を越えたところに在る物。それが絶対的な存在として君臨しているところでは、一見父性が不足しているように見える社会においてもなんとかなっているような気がするのだが。

あ、そうそう。
父性のことばかり書いてきたが、もちろんその対極としての母性も大変重要である事は忘れてはいけない。
自身の前に立ちはだかる父性に対し、母性とはすべてを許し受け入れ与える存在と考えたい。

結局はそのバランス。両輪必要と言うこと。