まだVHSビデオが全盛の頃は頻繁にレンタル屋通いしていたが、いつの間にか全く行くことが無くなっていた。
数年前にいくつかのきっかけが重なり復活した。それからは近くにある何軒ものレンタルDVD屋(数軒は無くなってしまった。珍しいモノが多かったのに…)にとっかえひっかえ通い、かなり沢山の映画やドラマシリーズやアニメを観てきた。
沢山観たといっても、話題の新作が出る度にすべて観たわけでもないし、名作と言われているモノを選りすぐってるのでもなく、棚を見てなんとなく選び、一つ観てはその作品の監督や俳優の関連に手が伸び、特典映像で入っている他の予告編で繋がっていく、といったようなもので数が多いだけでさほどたいした事ではない。
が、数を観てきた中で強く思うことはある。「素晴らしい!」あるいは「面白くない↓」と判断を重ねていくうちに、なぜそう思うか、という自分の価値基準が少しずつ見えてきたように感じることだ。世間での評価(今はネットを覗くと膨大な口コミがある。便利になった…)と必ずしも一致しないことがよくあるのだが、一致しないことでさらに自分を掘り下げるきっかけにもなる。
「で、だから何?」なんだけどね…。
今頃になってようやく観溜めてきたものを吐き出したくなってきたもよう。
少しずつ新鮮な風やたまには突風が入ってきて、滞って澱んでいた頭の中を掻き回し、強制リセットすること無しに循環浄化が進んできたように思う。そしてゴミが少なくなった分考える範囲が増えたような。
結局、インプットしなければ新しい演算はされない(ただし無理に入力すると壊れる!)ということ。そして、少しは演算できたみたいなのでそれなら出力したくなった、というわけ。
頭の中メモリー多くないから断片化されたり脳内消去される前に物理的に書き出そうと、WIND MESSAGEに「観」カテゴリを新設しました。整理できたところから少しずつ出力します。
ただし演算したくなる作品内容を(心ならずも)選んでいるだろうから出力段階で既にフィルターはかかっているし、紹介というよりは自分のための覚え書きになると思います。
さらに、ネタバラシになっていたらゴメンなさい。
では、ポツポツとあげていきます。