7月
16
この時期どうしてもバンドレッスン漬けになるのだが、その移動中ほんの少し時間が有ったのでぶっくおふに寄った。
気軽に時間つぶしできるような本を、と思ったのだが、目に留まったのが 「脳と仮想」茂木健一郎 著 新潮文庫 。
パラパラとめくって冒頭の、
”「サンタクロースは存在するか?」この問いほど重要な問いはこの世界に存在しないという思いが、私を不意打ちした。”
が、私の何かを刺激し、
”小林(註 小林秀雄)が、それほどまでにとらわれていた問題とは、物質である脳に、いかにして様々な主観的体験に満ちた私たちの心が宿るのかという、いわゆる「心脳問題」だったのである。”
まで数ページ進んだところで思わずレジまで動いた。108円也。
車にもどってから気が付いた。お店に入って2分弱。あぁ時間つぶしにはならなかった!
少し気になることがあって、まずいくつかの読書レビューをネットで探し読んだ。概して「なるほど」という感想と「全然判らん」という感想に別れるようだ。
「なるほど」タイプは、感覚的に共感する、な感じ。「判らん」は「難しくて判らん」と「論拠を示せ」の二通り。
うん。予想通り。
コンクール前でなかなか時間が取れないが、早く読みたい。
そして「論拠」を見つけたい。まさしく「音楽」は脳内の仮想だと思うので。