4月
21
〜前略
オーケストラや吹奏楽など、指揮者を必要とする編成が大きい楽曲の演奏は、指揮者が適切なテンポを演奏者に示すことで始まります。分かり切ったことのようですが、実はこのことは、
演奏者は、指揮者から与えられたテンポを、演奏者自身のテンポとして置き換えることができる
ということを前提としているのです。
さらに、演奏者が共通して感じ取ったこのテンポとは、いわば、その曲を進行させるための「慣性」というべきもので、一旦動き出したら簡単には変えられない強力な力です。この慣性という推進力を共有できるからこそ、大人数の演奏でも緻密なアンサンブルや音楽表現が可能なのです。後略〜
JBCバンドスタディ スコアブック 指導書(YAMAHA) より
これに気が付いていないバンド青少年諸君は案外多いのかもね。