最初の段階を超え、次の段階。
ここで関わっているBANDは3つ。
さらに磨き、研ぎ澄ませる。
テクニックと。
感性と。
そして、それらを統括するメンタルと。
バランスが大切だと思う。
意欲満々でもテクニックが無いと空回りする。
いくら楽器達者でも感性が乏しいと単なる音に終わる。
しかし、考えてみればこれらがアンバランスなのはよくある事で、だからこそ技術を磨き音楽の勉強をして高度にバランスがとれるようにしていけばよい。そのために様々な人がいてサポートする。様々なやりかたや考え方をそこからどんどん吸収すればよい。
望んでいただけるのだから私も全力でお手伝いしたい。一生懸命音楽を突き詰めようとしている全ての若い人達のお力になりたいと思う。それが出来ることは最大の幸せである。
ただ、それらの行動の根底にある、解決のためのエネルギーを充分出すことは、本人以外が働きかけても難しいことが多い。水場を教えても水を飲むかどうか、ってことなのだけれど。
特に今回特別な事情なのは、その状況を他のアクシデントで得たらしいということだ。
本来頂けるものでは無かったのだから、真剣にその水を飲みたがっていた人達を尻目にその水場を占拠し、さらに大切な水を粗末にしているように見えるのはまずいと思う。
飲めなくなった人達は悔しく苦しいに違いない。棒を振り間違えるのとはレベルが違いすぎる。
音楽を突き詰めようとしている同世代の人達の悔しさや苦しさをきちんと受け止め、引き受け、背負って、力及ばずながらでも精一杯日々積み上げて次に臨む必要があると思うのだが、そんなことは考えなくて良いのだろうか。
私たちにとって次の段階は物見遊山ではないと思う。