8月
17
開田高原

開田高原携帯サイトもある)はここ (ごめん。携帯では地図出ないや。)

かつての釣りホームグラウンドだ。木曽川水系。御嶽山の東山麓。涼しい。もちろん冬は寒い。本州の最低気温記録をもっていると聞いたこともある。

そう言えば最近は全然竿を出していない。タックルを持って行っていないんだもの。釣り方忘れちゃったかもね。

いつ行っても快適だ。標高1000mを越える。

今回も、ただあちこち放浪しようと思ったけど結局ここのキャンプ場にとどまってしまった。
最近はやりのキャンプ場ではないからあまりお洒落ではない。管理人のおじさんも昔から無愛想だ。でも、その何もない感じ、整備されていない感じ、が心地よい。

温泉もいくつかある。御嶽明神温泉(やまゆり荘)はたぶん鉄を多く含むのであろう、茶色のお湯。飲むと糖尿病に良いと書いてあったので飲んでみた。「おうぇっ」ってなった。一日に1000ccくらい飲め、って、とても無理だ。

ここは蕎麦もうまい。だが、夏はやめた方が良い。もうすぐ新蕎麦がでるし、何より水が冷たくないからしゃっきり感がない。秋が深まるまでお預け。
昔は冬、渓が解禁になったら必ず来て、魚は釣れなくてもうまい蕎麦食べて満足していた。

到着した次の日、隣の三岳村でスーパートライアスロンなる催しをやるようだった。
こんな山の中でどうやって泳ぐの?と思っていたが、泳ぎの代わりに登山らしい。御嶽山頂まで登るのかな。知らなかったがもう20年以上続いているらしい。

天気が良いと御嶽山がとても綺麗に見える。今回はいつも雲の中。

この頃はどこの高原でも夏にトウモロコシを売りにしているが、このあたりではここが一番早かったんじゃないかなぁ。確かに美味い。開田のはバイカラー系で甘みが強い、と思っていたけれど最近のトウモロコシはどこも甘さを競っている。並べて食べ比べればそれぞれ違いがあり優劣もつくが、それだけ食べていたらどれも遜色ないと思う。帰り際に農家直売の1本¥150を10本買う。

ただ、それ以外は何もない。コンビニなんか有る訳無い。一番近くの街に出るのに車で30分はかかる。昔は歩いて半日かかったらしい。

今年、若干の変化を見た。主要な道沿いに「売り地」の看板が多くなった。団塊の世代向けにだろうか。
かくいう私も「別荘作るならここだ!」と決め込んでいる。勤務地近くへの転居もままならないのに、である。
すがすがしい空気と、雄大な景色、そして割り切った何も無さ不便さ。田舎暮らしに憧れて、ここは私の聖地かもしれない。