12月
16
昨年に引き続き

駅伝の全国大会応援に出かける。

先日、そのためにチア部と打ち合わせを兼ねた練習をした。
小気味よい進行で、曲のサイズ合わせやら回数やらを確認できた。
当日も同じバスで行動するけれど、応援も行動も余計な心配しなくて大丈夫そうだ。頼もしいな。
主体は6名の1年生だ。3年生もいるけれどサポート的。
見習うべき所たくさんあると思う。良い機会だぞ。

さて。
その練習の時に、おや?と思ったこと。
とりあえず音を出し、確認をしたり、の最中に私とチアとのやりとりが続くのだけれど、その間の絶妙なタイミングでTSWのメンバーの中からメンバー同士に向けて声がかかった。
「あの、音程がとても悪いです!」
「ハイ!」
今までにはなかった事だと思う。
私のいない時にお互い声を掛け合うことはあっただろう。しかし、今のは状況が違う。
私がいる前で。
重要な打ち合わせをしているタイミングで。
しかもその打ち合わせに邪魔にならないような隙を突いて。
その時の私は曲のサイズなどチアとの合わせに最大限集中しているから見落としているような内容。
的確な問題点の指摘。
全員に対して通る指示。

気が付かなければ、そのまま過ぎてしまうような小さな事だけれども、実はとても大切なこと。
指摘する方も、受け取る方も、その瞬間の状況が理解できている必要があるからだ。

同じようなことを今日も感じた。
私が仕事で出たり入ったりばたばたな合奏のなか、「ちょっとやっといて」と私が抜けるとすぐさまお互いに声がかかる。

そういうことが成り立った、ということは状況が「理解できている」という証し。進歩の証しと考えてよかろう。
進歩する、とは決して楽器の技術だけではない。練習のノウハウも。
一つずつ。ゆっくりだけれど確実に。そして次へ伝えられるように。

誇り高き伝統を作ろう。