今日は二つの本番があった。
一日二つ、全然別な本番で、しかも間隔がこれだけ極端に短い、というのは初めてだったような。
いなり楽市が、10時開始。歩行者天国の路上。そこを終了したのは10時30分頃。急いで片付け機材を車に積んで、人間も後援会の皆様に用意していただいた乗用車に分乗し、車で10分ぐらいの二つめの場所に移動。
麻生田市民館の敬老会現地に到着してすぐ楽器を下ろし、まだ別のアトラクションをやっている間に出来るだけの準備をし、11時半にイスや打楽器などステージ演奏準備、11時40分演奏開始と相成りました。
それぞれ決して広い場所ではなく、充分な音だしやチューニングなど出来るわけもなく、それこそほとんど「ぶっつけ本番」が二つだったのですが、なんとか予定通り進行し、良かった!良かった!
それぞれの主催者の方々、楽器やメンバーを運んでいただいたりした後援会の方々、会場に駆けつけていただいた保護者や卒業生の方々、たまたま通りすがりの方々、楽市の演奏会場でお会いできた豊川市長様、敬老会で人生の大先輩の方々、そこにはいなかったけど遠くで思いを馳せていただけた方々、そのほかたくさんの方々のお力があってこそのTSWだということをひしひしと感じました。
そんな中で演奏できる喜び。音楽を通してたくさんの人達、ついさっきまで知らなかった人達とつながっていくのです。音楽に携わるものとしてこんなに嬉しいこと素晴らしいことはありません。
演奏の出来不出来については課題が色々たくさんあります。
しかし、TSWのメンバーが1年生も2年生も3年生もそれぞれの立場で誇りを持って行動しイベントをやり遂げていくことが出来るようになった。演奏する機会も様々いただけるようになり、出演したことにより何らかのお役に立ち、皆様に喜んでいただけるようになり、自分たちもそれを喜びと感じることが出来るようになってきた。
ありがたいことに、そんなTSWを進んでサポートしてくださる方々もたくさんいらっしゃる。
この環境は決して一朝一夕には出来ません。素晴らしい環境です。
そんなことを考えながらいなり楽市のアンコール「夏が来ぬ」を演奏していたら涙が止まらなくなってしまいました。(この曲には他にもいっぱい思いが詰まっているので…。)
私の正面方向に居た方々(TSWのみんなも)にはバレバレでしたわ。声を出して歌おうと思っていたのに、声にならなくなってしまい少々恥ずかったなぁ。
心から感謝です。
ありがとうございます。
音楽とか、文化とかはこうやって広がっていくんです。
素晴らしい瞬間でした。
世の中にはこのことをなかなか理解していただけない場合があります。
「音楽の素晴らしさや強さを是非わかっていただきたい、知っていただきたい」と望みます。
…心の底から。
…是非!
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