1月
03
年末の

散歩中、電柱の上から「カァ、カァ、カァ」と明確に三回呼ばれた。
いや、本当に呼ばれたかどうかは判らないが、そんな気がしたのだ。だいたいいつもそんな感じだ。

だから、年が明けたらカラスに会いに行くことにした。そこそこ遠方だが、車中泊をしながら無事朝早いうちに訪れることが出来た。途中カメに合いそびれたが…。

先回会いに行ったときは何故か叱られた気がしたが、今回はとても気分がよい。キツネと疎遠になったことも報告した。
もう少し落ちついた時期に行く方が良いのかも知れないなと思いつつ、しかし、今来るべきだと思ったから来たのだ。やっぱり来て良かった。
何度目のアリだろう。ここに来るとほっとする。
 

始めて訪れたときからすると、付近が随分綺麗に整備されている。道も広がったし。
空はほとんど雲が無くぽかぽかの晴天。
訪れた後、クマの川にイヌを連れて行き少しだけジャブジャブした。足を流れに付けて「もっと遊ぼ!」という顔をしたが、いくら何でもここで泳ぐには寒すぎる。「もう行こうか?」と声をかけたら水が冷たかったのか素直にしたがった。

帰路、赤い腹を見せて海の中に横たわっている巨大な物体を見た。こりゃ大変だ。