3月
06
潜在的な力

先日あるバンドの練習に行った。

久しぶりの終日の練習。
棒振りっぱなしで帰宅したら肩がパンパン。
夜痛くて何度も目が覚めた。が、これは悲観する必要はない。むしろ嬉しいことだ。50肩で苦戦している可動範囲が少しずつ広がっているのだ。
リハビリ、リハビリ。

集まっている人数は20数名。お休みもそこそこだが、少ないのは慣れているのでどうって事はない。
良く数えてみると金管は充実しているが木管が少ない。うーん、このアンバランスさは少しばかりもったいないな。せめてClがもう少し(数人でかまわない!)いるだけで随分違うぞ、きっと。

まず、基礎合奏を聴かせてもらった。皆、緊張しているのが良く解る。私そんなに怖い顔してたのかなぁ?
個々の力はまんざらではなさそうだ。
演奏会が近いようで沢山の曲が並んでるが、まずは1つ1つ。午前中だけで一曲を費やす。
やるべき課題は実は多くない。
とにかく音の並びを揃えること。個々のバラバラな音を寄り合った(撚り合った)一つの音の流れにすること。

曲が変わっても同じ。音の並べ方や置き方、スピード感やニュアンスなど表現すべき事は千差万別で、それぞれにテクニックは必要だけど、するべきアンサンブルの根本はほとんど変わらない。

手変え品変え一生懸命説明したけれど「あー、つくづく説明下手だなぁ」と反省しきりで、いつの間にか練習時間は終わり。私としては申し訳なし。
皆さん一日中お疲れ様でした。

それでもどんどん音は変わっていった。説明以上の個性もどんどん付加されていく。
うーん。潜在的な力は存分に有るぞ。
個々の技量を少し底上げし、アンサンブルの基礎トレーニングを系統立てて続け、さらに、もう少し人数が増えたら、さぞかし楽しいバンドになるだろう。
色んなところで存在感出るぞ、きっと。

欲を出してくれると良いなぁ…。