3月
28
ラマラ・コンサート

今朝、この演奏会のことを知った。

指揮者ダニエル・バレンボイムの活動だ。
ここに書いた大指揮者は日本人の事だったが、やはり同じような事を考えている音楽家は多いみたい。

イスラエルとアラブの和平のために中東の若手音楽家を集めてウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団をエドワード・サイードと共に創り上げ、パレスチナ自治区ラマラでのコンサートを実現したのだ。

「音楽は政治的問題を解決できない。だが、知ること、理解し合うこと、それがなければ何も始まらない」と彼は言い、実際に活動をしているんだ。イスラエル音楽祭でワーグナーを上演しイスラエル人から「ファシスト」のレッテルを貼られたこともあるようだ。
彼自身、ロシア出身のユダヤ系移民を両親としてアルゼンチンに生まれているユダヤ人ピアニスト・指揮者なのだから、イスラエル側から見たら如何にも常軌を逸している、と思われるだろうに。

調べてみたら、この管弦楽団のドキュメンタリーと演奏会のライブがDVDで発売されている。
じっくりと観てみたい。