4月
26
選択肢

昨日、久しぶりに街に出た。しかも車ではなく公共交通機関で。

リニモの駅まで歩き、藤が丘で地下鉄に乗る。しかし始発にもかかわらず座れない。
腰が痛いなぁ、と思いつつドアの近くに立ち、目の前の路線図を眺めていたら自分が全く浦島太郎であることに気が付いた。

知らない路線がたくさんあるのだ。金山へ行くのにその方法が複数有ることに気が付く。早速本山で降り、名城線に乗り換える。
地下鉄だから風景は何も見えず新鮮味はないが。しかし、とにかく座りたかったのでありがたい。多少時間はかかるのかも知れないけれど工夫の余地があるということは助かる。
 

本日の目的は名古屋マーチングフェスティバル。
なじみの方々にお会いしてお話伺いながら、また気が付いた。
様々な合同バンドがある。名古屋ハイスクールバンド、地区別に分けたバンド、中学校選抜、1校単独も、おなじみ同士のグループバンドも。当然マーチングバンドとしての出演もあり得る。場合によっては掛け持ちもあり得る。
どれも、それぞれの特色が出ていて面白い。
だいたいは学校毎で参加のしかたを決めるのだろう。
もちろん出演する団体は名古屋全体のごく一部。「出演しない」という選択肢だってあるのだ。それでも出演者の延べ人数は7〜800人にはなる。充分イベントとして成り立つ。

多様であることの豊かさを改めて感じた。

一方で、自分たちの出番が終わったら、そそくさと引き上げていく人達も少なくなく、せっかくの多様性が損なわれてしまっているようでもあるな、と感じたことも事実。

しかし、それらを含めても選択肢が多いということは素晴らしい。
そしてそれが当たり前で動いていることの豊かさ。

他ではなかなかそんなこと出来ないよ、と、一度外に出たから思うのだろうか。