本日は明日の入試準備で比較的早く帰路につき、まだ暗くならないうちに豊川ICを通過できそうだ。
「帰宅は6時前だぞ!」と思ってランプをぐるぐる回っていた。
豊川ICはETCゲート直前で左から他車線が合流し、ゲートは右から通行券専用、ETC専用、そして一番左に通行券とETCの兼用、と3つのレーンがある。
この交差は少し危ないなぁといつも思いながら、だいたい真ん中のETC専用レーンを通ることにしている。
今日も電光掲示板の渋滞情報などに目をやりながら、いつものようにゲートを目指していたら、左方からかなりのスピードで軽自動車が進入してきた。「おお、あぶねぇなぁ、気を付けろ!」と思いながらも、私を追い抜かし、一番左の進入路を取ったので「ま、ぶつかりはしないからいっか」とやり過ごそうとした。
その軽がゲートを通過するのは私の数秒先になったのだが、私の視界に進入レーンにある表示が赤文字で「閉鎖」に変わりつつあるのが見えた。
「あーあ、ETCカード未挿入でゲート閉鎖だよ、あ〜あ! 後ろに付かなくて良かった」
実際ゲートは閉まったままで、
「このスピードだったらゲート前では止まれずに突破後停車だな」
「でもびっくりしてふらっと前に出られちゃいやだしな」
と警戒したのだが…。
おお、なんとその軽は全くブレーキ踏まずにそのままのスピードでゲート突破、下り線に流入してる。
ちらっとバックミラーで見たところバーは折られていなかったので左右のバーの隙間ぎりぎりで抜けたのだと思われる。
話には聞いていたけれど、今日初めて実際に目撃した。軽自動車のETCゲート突破。
毎日高速に乗ってゲート通っていて今日が初めて。
通過失敗後すまなそうに脇に停める車はしょっちゅう見るけれど。正面突破で走り続けるのは初めて見た。いるんだね。そんな奴。おおいにびっくりしたよ。
ふと、「出るときはどうするんだろう?」と疑問がわいた。やっぱり同じようにゲート突破だろうけれど。その瞬間も見てみたいという衝動に駆られた。
行動あるのみ。追跡開始。数台前にいそうだがトラックで見えない。しばらく走ってトラックをやり過ごしその軽自動車の直後に付いた。
ナンバーを覚えようと思ったけれど薄暮なのでナンバーが見え辛い。
そうだ、もう少し暗くなってから写真に撮ろう。
もう少し走りなんとか見えるようになってきたので、携帯を構えた。撮るのがなかなか難しく、手間取っているうちに、どうもこちらの行動に気が付いたらしい。いきなり加速しだした。
振り切られた。私がスピード違反で捕まってもおもしろくないので深追いはやめたのだ。
うーん。世の中にはいろんな奴がいる。あの軽自動車はいつもやっているんだろうか。それでいつまでも大丈夫と思っているのだろうか。もしそうだとしたらお幸せな人だな。すぐ破綻をきたして困るのは自分だろうに。
写真はうまく撮れなかったけれどナンバーはだいたい覚えている。
その情報が役に立つときが来るのかな。
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