2月
01
敬愛なるベートーヴェン

という映画を見ている。(まだ最後まで見ていないけれど…)

昔、中学生・高校生だった頃、ベートーヴェンは好きではなかった。いや、はっきり嫌いだったといった方がよいだろう。でも音楽の勉強にはベートヴェンは欠かせない。たくさん知っていくうちに「すごいな」と思うようにはなった。
6、7年前(だと思う)、第9交響曲の4楽章をマーチング用にアレンジした。そのとき久しぶりにベートヴェンを読み直したけれど、そのときは「すげー、かっこいい!」と思った。

この映画の途中で歌付き(交響曲第9番)の初演の場面が出てくる。
今回は、不覚にもその場面で涙が込み上げてきてこぼれてしまった。ストーリーに感激したのではない。歓喜にあふれる聴衆の顔が写される事があっても、だからといってそれが涙する理由ではないと思う。
音楽そのものの美しさや力強さがそうさせたに違いない。なぜならいきなり「うっ!」っと来て「すぅーっと」涙が頬を伝ったのだ。泣くかも知れないなんて意識する暇はなかった。

久しぶりに音楽を純粋に聴いた気がする。