終了してしばらく経つ。
〜ようやくコンクールについて少しだけ思いを吐き出せる気分になってきた。〜
今年も複数のバンドでレッスンを重ね、久しぶりにコンクールで棒を振り、他の演奏を聴き、たくさんの素晴らしい指導者の先生方とお話をさせていただいた。
様々考えた。コンクールの前も、最中も、後も。夢の中でも。
そして、やはり私自身のバンドに関する指向性は大勢とだいぶ異なっている事を再確認した。
音、とか、音楽、とかの指向性というより、スクールバンドとしての活動の指向性と言った方がより正確だろうか。
スクールバンド活動で何を一番目指したいのかと自問したら心の底から「スクールバンド(=若い世代のアマチュア)に対して、音楽もしくは音楽の在り方や幸せを伝えたいと強く願っている事」だと思っている。
が、現実には極めて難しい。コンクールという世界で成果を出す事と自分のやりたいことの両立が出来ないままだ。
「成果の出せないヤツがいくら何言ってもダメなのさ」
コンクール直後、帰宅途中にほぼ絶望に等しい感覚を持った。この感覚、一体何度目だっただろう。
しかし、何日か経ってある生徒から以下のような言葉をいただく。
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(前略)
昨日の演奏は本当に楽しかったです。みんなの気持ちが音や空気や呼吸や動きから感じられて、
いいバンドだなぁ。居場所はここだ。ひとりじゃない。って実感しました。
結果とか順位とかより、みんなと部活できないことに涙が出ます。
それが私は嬉しいです。そんな風に思えるバンドに居れたことが、誇りです。
(後略)
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私の想いは伝わっているのかな?つたわっていると思って良いのかな?音楽の幸せの輪が少しは広がったのかな?
「ダメかも知れない」と思う気持ちを「いやまだまだ!」と跳ね返すパワーを若い人達からもらったようだ。
希望がまた少し戻った気がする。
この夏、音楽を通して私と関わってくれたすべての人達に心より感謝。
みんな、ありがとう。
泣き言いってちゃダメだね。まだまだ頑張る!
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