8月
13
入手完了

家捜ししてもどうしても見つからない本をようやく入手完了した。
何軒めの古本屋(例の大手チェーン店ね…)だったろうか。作者別ではなく出版社別の棚にあった。
他の探していた本もたくさん見つけたし、なにより思いがけず素晴らしい本も見つけたので大収穫であった。

その本の中にとても印象に残っていた一文があった。
高校生の頃(大学生だったかも…)読んだままだったのだけれど、先日なぜか突然それを思い出した。
どうしても見つけたかったのは、今さらながら正確に読み取りたい、読み取る必要がある、と思ったから。

以下、その一文の抜萃。

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一見、非ジャズ時のみっともなさを、ジャズ時でカバーできると思いたくなるが、これはだめだ。逆を考えてみればいい。ジャズ時の失敗をどうやってほかのところで取り戻せるだろう。

ピアニストを笑え!
山下洋輔 著
新潮文庫 版
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これは、「飯食っているときも風呂に入っているときもジャズだ」とのジャズ大御所の言葉に触れて「メシブロ・ジャズ」論を展開し、自身が「今のところ、この両方を統一することはおれには出来ない。」と言い切って終わるくだりだ。

もう一回読み返しても、昔読んだ印象の通りだった。読み返せて良かった。

この先、本の断捨離 はしないと思う。