7月
23
佳境
例年通り、この時期は吹奏楽コンクール一色の生活だ。
6月末から休み無く朝から晩まで1日に2つ、3つとバンド漬け。
昨日一つ自分の本番が終わった。
今日も、現場に行けなかったが深く関わったバンドの本番があった。(もちろん別の練習があった)
また明日一つ本番。
その次も、さらにその次も、まだまだ先は続くので、一区切り付くような段階ではないが、ここ(コンクール)に向かって進んできた皆さんが、なお、それ(コンクール)を越えていく事を心から願う。
吹奏楽コンクールは決して到着点ではない。
毎年くり返しコンクールに振り回され「進歩無いなぁ」とイヤになる自分が居る。
しかしその一方で、本当に自分がやりたいこと、やるべき事が見えかけてきている事も確かな事実。
それもこれも、一緒になって汗をかき力を尽くしている10代から20代にかけての若い人達がいるからこそ。さらにはその環境を与えてくださっている多くの方々がいらっしゃるからこそ。
まだまだ形はもちろん、言葉にもならないのだが、この1年くらいで確実に何かが見え始めている。
だから、苦しいことには変わりないが、以前とは違い迷いはない。
音楽の意味、吹奏楽の意味、スクールバンドの意味。
ずっと以前(深く考えもせずに)「本質」という言葉をよく使っていたが、もう一度考え直そうと思う。
いずれ、何かの形にするときは来ると予感するが、その「形にすること」の意味も含めてあらためて考え直す。
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