4月
30
身長

昨日の新聞で見つけたことば。

身長が伸びなくなってようやく大人になるわけです  (原研哉)

ものごとの本質をぴたり一言、それも抽象的な概念ではなくて、具体的な記述で引き出すことばがある。これがまさにそうで、成長をめざすのはまだ青いとき、成長のあとにやってくるのは実りのとき、いいかえれば成熟と洗練のときだという。この国の現在を考えるとき、心に銘じておきたいことばである。昨年10月21日、本紙の取材に答えたデザイナーならではのことば。

朝日新聞 折々のことば:29 鷲田清一 より

ほぉ、なるほど、と思いつつ、自分の身長のことを考えた。
子供の頃から身長を測ることは幾度となくやっている。今も健康診断などで身長を測る。
しかし「これで身長の伸びは止まった」とはっきり感じたことはない。むしろ「この前より数mm伸びたかも?」の〈感覚〉が常にあるような気がする。もしかして、本当にまだ身長の伸びは止まっていない!?

私は「まだ青いとき」なんだな、きっと。
(あ、やっと24歳になったばかりだし…。)
ということは、「成長のあとにやってくるのは実りのとき」はいったいいつ来るのだろうか?
「成熟と洗練のとき」は、はたして私に来るのだろうか?