12月
13
師走

11月の世間はなんだかオレンジ一色だった。

街に繰り出すこともなく、またTVをほとんど観ない私は世間と感じる範囲がきっと狭いだろうから、実際はそうでもないのかも知れないが…。

例年、そのオレンジ色の時期を過ぎ12月に入ったとたん、世の中は赤い服と白いふわふわが乱舞し電飾が明滅し賑やかにBGMが流れていたような記憶があるのだが、今年は少々趣が異なっているように思う。

12月になっても、例の赤白はあまり幅をきかせず、既に次の月を意識した「縄」とか「竹」とか「松」とかを目にすることが多いのだ。
例年だと赤白が終わり冬休みに入ったとたん劇的に入れ替わっていた、「も〜いく〜つねると〜」の状況が既に12月初頭にある。

もしかして(先日の天声人語にあったような…)他の宗教を信仰する人への配慮のような理由なのかなぁ?
日本では、そんなことお構いなしに「商戦」として展開されていると思いこんでいたのだが、「雰囲気」を少しずつ変えていくような力がはたらくような事情に変わってきたのかなぁ?